神戸の「みなとのもり公園（震災復興記念公園）」（神戸市中央区小野浜町）で5月4日・5日、「アースデイ神戸2015」が開催される。「ママの夢フェス メルレーブ」も同時開催。

事前に開催されたボランティア説明会の様子

　1970年にアメリカで始まった「アースデイ」は地球環境の問題について考える日として、現在までに世界各国、各地域で展開されている。同市での開催は2007年に始まり、今回で10回目。新しい暮らしを始めるきっかけが見つかるイベントとして、「環境」「国際協力」「食育」「子育て」「スローライフ」などをテーマに開催する。昨年は約8330人が来場。

　会場では、エコロジーグッズやフェアトレードの物販ブース、オーガニック食材などを使った飲食ブースのほか、音楽ライブやワークショップなどを展開。「ごみゼロ」を目指し、来場者が飲食の際に「マイ食器持参」もしくは「リユース食器（有料貸し）」を利用するシステムを導入している。

　当日は、約100店のフード＆ショップ、自然を生かした手作りや体験ができるワークショップなどのブースのほか、スタッフが会場を案内するガイドツアー、芝生の上で聴くライブを開く。大量のエネルギーに頼り過ぎない暮らしを考える「トランジションタウン」エリア、震災を経験した神戸から発信する「復興応援エリア」なども展開する。

　アースデイライブには、4日＝「ココ・デ・ダイピンチ」、シンガー・ソングライターの清水あつしさん、「hatonoband」、5日＝パンデイロのデュオ「Singing Hikers」、神戸在住エコ＆エシカルなシンガー・ソングライターの石田裕之さんが出演。5日16時からのグランドフィナーレでは、阪神淡路大震災後の神戸で生まれ今も各地で歌い継がれている曲「しあわせ運べるように」を会場にいる皆で歌う。

　同実行委員会の実行委員長・東晃佑さんは「アースデイ神戸は芝生の上でのんびりできるイベント。ぜひ、ご家族とピクニック気分で遊びにお越しいただければ」と来場を呼び掛ける。「買い物や食事を通じて、これからの暮らし方について考えていただける場にできれば」とも。

　開催時間は、4日＝11時～17時、5日＝10時～16時。雨天決行。入場無料。