大丸神戸店屋上にジャガイモ-園児らが植え付け、6月に収穫へ

ジャガイモの植え付けを行う園児たち

ジャガイモの植え付けを行う園児たち

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 大丸神戸店(神戸市中央区明石町、TEL 078-331-8121)屋上「みどりの広場」で3月23日、夢保育園(東灘区)の園児らによってジャガイモの植え付けが行われた。

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 同広場は2007年8月、コンクリートやタイルなどの床面を芝生や畑などに変えることでヒートアイランド現象の解消などを目指す環境対策の一環として作られた。45平方メートルの畑部分は「子どもたちへの食育の観点や土への親しみを持ってほしい」(同社)という思いから運営しているという。

 植え付けのために準備されたジャガイモは60個。同広場を管理しているボランティアの男性から「大きいジャガイモをたくさんとろうと思ったら、株と株が引っ付きすぎたり離れたりしないように植え付けてください」と説明を受けた園児たちは「はーい」と大きく返事をした。土の中にミミズやナメクジを見つけては「気持ち悪い。怖い」などと口にしながらもジャガイモを無事植え終わった園児たちは「おいしいジャガイモになってほしい」「早く食べたい」などと話していた。

 同店広報担当の石川景子さんは「園児たちにはこの経験を通じて未来に向けて地球の緑化を意識してもらうきっかけや、野菜を育てることの楽しさを知ってもらう機会になれば」と話す。

 収穫は6月末。園児らが収穫したジャガイモを使って、同店内の文化教室で同保育園の調理師とともに昼食を作る予定だという。

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