神戸・三宮センター街2丁目(神戸市中央区三宮町2)で11月14日、動く照明と音楽で演出する常設「ナイトミュージアム」が始まった。
三宮センター街2丁目商店街振興組合が、153メートあるアーケードの天井に発光ダイオード(LED)のムービングライト照明を16カ所常設。「KOBE」「STREET MUSEUM」などの文字や神戸市の花「あじさい」「市章」などの図柄を路面に投影するほか、15分ごとに音楽家・天宮遥さん作曲・演奏の音楽に合わせた光のショー(約3分間)も上演する。
阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた三宮の復興をアートの力で支え恩返しようとアートストリート構想を推進している同商店街。2006年3月より毎年アート作品を1点ずつ地面に収蔵する「ストリートミュージアム」を展開し、現在は11作品が収蔵されている。同作品も照明によりライトアップされる。
初日に行われたオープニングセレモニーには、同組合の久利計一理事長、久元喜造神戸市長、音楽家・天宮遥さんのほか、関係者らが出席。久利理事長は「商店街における夜間の活性化をどうすべきかを考える中、闇を生かした今回の構想に行き着いた。商店街のアーケードにムービングライト照明を常設するのは国内初の試み。神戸市にふさわしい『美しい光』をぜひ楽しんでいただければ」と話している。
点灯時間は20時30分~24時。