神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区波止場町、TEL 078-325-8111)は11月1日、日本で唯一のホテル公式灯台の無料公開イベントを開催した。
同イベントは、1868年11月1日に日本最初の洋式灯台が起工されたのを記念し、1949(昭和24)年に海上保安庁が日本の記念日として制定した「灯台記念日」にちなんで開催。「イベントを通じて灯台や海の知識を深めていただくため」(同ホテル)、公式灯台の公開に加え、ミニ講座やフォトコンテスト、クイズラリーも行った。
普段は一般開放していない公式灯台を一目見ようと集まった参加者は約90人。参加者はファミリー層や夫婦が多く、同時に灯台のフォトコンテストも行っていたためか、雨の中写真撮影を行う参加者の姿も見受けられた。
同ホテル広報担当の大岩祥子さんは「雨が降ってしまって残念。15時から受付を開始したが、その前から待っていらした熱心な灯台ファンも。今後も、もっと多くの方にこの珍しい灯台を知っていただく機会を作っていきたい」と話す。
そのほか神戸コンチェルトの三石孝船長による「灯台ミニ講座『灯台って、何だろう!?』」も行われた。三石船長は「コンチェルトの夜間運行ではいつも神戸メリケンパークオリエンタルホテルの灯台にはお世話になっている」と話し、灯台の光り方や緯度経度、船がなぜ浮かぶのかについて話した。