神戸でコーンスターチ粘土を使った作品展-クリスマステーマに60点

コーンスターチ粘土で作ったバラ作品60点を展示

コーンスターチ粘土で作ったバラ作品60点を展示

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 神戸らんぷミュージアム(神戸市中央区京町、TEL 078-333-5310)で11月17日、作品展「ローズクリスマス」が始まった。

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 同展はコーンスターチ粘土を使用して製作した作品約60点を展示するもので、出展は田村恵子さんと田村さんが主宰する「恵ロイヤルフラワー」の約60人。展示する作品のモチーフはすべてバラ科の植物で、花や果実、種子などをそれぞれの感性で表現している。

 作品制作に使用しているコーンスターチ粘土は、トウモロコシを原料に作られている粘土。「食パンが原料のパン粘土の弱点をカバーするために生まれた粘土。きめが細かくて、色は白く半透明。モッチリしていて割れにくく強度があるのが特徴」(田村さん)。制作は粘土を手先でこね、油絵の具で色づけし形を作る。その後乾燥させ上から着色してできあがるが、制作期間が1年を超えるものもあるという。

 もともとアートフラワーの教室に通っていた田村さんがコーンスターチ粘土での作品に出会ったのは約40年前。「重みと立体感があって本物の花みたい」と感動して以来制作を続け、現在は神戸市須磨区を拠点に同教室を主宰している。

 普段展示は行わない同館1階エントランス部分にも作品を展示。2階へ上がる階段やエスカレーター前にも展示した。3階のメーン会場にはバラでアーチを作った作品や花束をモチーフにした作品などを展示し、中にはクリスマスをイメージした電飾を取り付けた作品も。

 田村さんは「難しく手応えがあるのが魅力。自分の思いを形にできるので、単なる作業ではなく作品を生み出しているという気持ち。自分が満足いく作品を作れるまで、終わりのない挑戦」と魅力を語る。「透明感のある淡い色使いなので、わたしにとって癒やしになる。手先を使うので脳の活性化にもつながるのでは。高齢の方にもぜひ楽しんでほしい」とも。

 開館時間は10時~17時。月曜休館。入館料は、大人=400円、小人(中学生以下)=200円。今月29日まで。

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