「神戸市就活フェア」が11月12日、「KOBE Co CREATION CENTER」(神戸市中央区三宮町1)で開催された。
2026年3月に卒業予定の学生が神戸市内の企業担当者と交流を深めることを目的に企画した同イベント。
神戸市事業運営事務局(ワンキャリア・W共同事業体)によると、大学生全体の約4割が神戸市内の企業に就職を希望しているものの、実際に神戸市内企業に就職するのは約半数(神戸市調べ)という現状に対し、「関西の中で就職場所はどこにすべき?」「東京や大阪じゃなく、なぜ神戸?」「神戸で働いたら何が良いの?どんな成長や安定がある?」といった問いに答える場を用意し、神戸で働くことで得られる幸せは何かを考える機会となるよう企画したという。
イベントでは、神戸で働く若手社員によるクロストークや、市内企業10社のブースを通じて学生との直接対話の場を設置。参加した学生からは「市内企業の方と直接個別で相談することができた。これからも積極的に色んな企業の話を聞きにいきたい」などの声が聞かれた。
神戸市経済観光局の粟田朱里さんは「神戸は大学都市としてたくさんの学生がいる。神戸で就職したい人に向けて、企業と直接交流し、知らなかった神戸の企業の良いところを知ってもらえたら」と話す。
神戸市では本年度、同様のイベントを12月5日に同会場で開催するほか、甲南大学と神戸学院大学の学内でも開催し、市内企業で働くことの魅力を学生に届ける機会を設ける予定。