
「SSS(水道筋すごいらしい、知らんけど。)バル」が10月24日、水道筋商店街(神戸市灘区水道筋3)で開催される。主催は「SSSバル実行委員会」。
100年を超える歴史を持つ水道筋商店街を会場に、昭和・平成・令和の各時代に創業した飲食店をチケットで巡るフードイベント。昭和8店、平成29店、令和32店の計69店が参加する。老舗店から地域密着型の飲食店、若手シェフによる新店が軒を連ねる同エリアで、地域の魅力を飲食店から発信しようと、店主、デザイナー、NPOメンバーなどが実行委員会を立ち上げイベントを企画。住民や商店主が気軽に交流できる機会として地域経済の活性化とまちのにぎわい創出を目指す。
チケットを購入した参加者は、受け付けでデジタルビンゴを受け取り、エリアを回る。店で飲食を楽しみながらクイズに答え、ビンゴを達成するとガチャガチャ抽選に挑戦できる。チケットは6枚つづり=前売り3,000円、当日3,500円。チケット1枚で700円相当のメニュー1品を食べることができる。景品は、同エリア周辺の店で使えるチケットや商店街限定グッズなどを用意する。
実行委員でイタリアン「Cuccina Akairo(クッチーナ アカイロ)」を経営する上野佑輔さんは「昭和の景色がこの街の魅力で、これからも残していきたいし、魅力をもっと発信していきたい。一方で、新しく来た人にとっては入りづらい面もある。イベントが、個人店に気軽に足を運ぶきっかけになれば」と話す。創業80年の精肉店「山本精肉店」を経営する実行委員の山本耕資さんは「老舗から若手まで世代を超えて協力している。多世代でまちを盛り上げたい。お客さんに喜んでもらうことが一番」と話す。
開催時間は11時~22時。チケットは参加店とPeatixで販売している。