神戸のシンボルとして親しまれている神戸ポートタワー(神戸市中央区波止場町5)が4月28日、リニューアルオープンし、記念式典が開催された。
昨年11月より改修工事を行っていた同タワー。全面の塗装を更新や、LEDを使用したライトアップ設備の新設、展望室5階天井に光ファイバーを使用して星雲状の星空を演出、展望1階床を一部ガラス化した。併せてエレベーターやトイレなどのバリアフリー化も行った。LEDは7千個を使用し、イルミネーションは40パターンを用意。日替わりで点灯し、クリスマスなどには特別なイルミネーションも点灯するという。
当日午前中に行われた記念式典では歌手で神戸大使の平松愛理さんが「一日タワー長」に任命され、「(リニューアルオープンが)楽しみでワクワクしてきた。小さいころ母に連れられて兄とよく遊びに来た神戸ポートタワーは、神戸の景色が見渡せて楽しい。神戸の更なる発展を祈って、今日はタワー長を務めたい」と笑顔を見せた。式典に参加した矢田立郎神戸市長は「リニューアルで、神戸ウオーターフロントのシンボルとして新しい輝きを見せてほしい」と激励した。
その後行われたテープカットには平松さんや矢田市長が参加。同タワーのキャラクター「キャプテンタワー君」や、地元兵庫のゆるキャラ「はばタン」、京都タワーのキャラクター「たわわちゃん」などがくす玉を割り、風船の放空が行われると、集まったギャラリーからは大きな拍手が起こった。
同タワーは1963(昭和38)年11月にオープン。鋼管パイプを鼓型に組み合わせた構造は世界にも例がなく、注目を集めた。年間入場者数は約33万人。
営業時間は9時~20時30分。入場料は、大人=600円、小人=300円。