中学受験に向けた成績向上の方法を情報配信するサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」を運営するスーパーウェブ(神戸市中央区京町)は7月29日、「中学受験生の夏休みの学習計画」についてのアンケート結果を発表した。
アンケートは中学受験を予定している親子に対して、7月8日~18日に行ったもの。全国の「中学受験を目指している」小学1~6年生の子どもを持つ親452人を対象に同サイト内で行った。
「学校が休みの日の家庭学習時間は何時間を目標にしているか」の質問には5年生の子を持つ親の半数以上、6年生になると60%以上が「4時間以上」の学習時間を計画していることが分かった。「学校のある日の家庭学習時間」を問う質問でも、6年生の子を持つ親の60%以上が3時間以上の学習時間を計画していることから、塾のない日でも塾での学習時間と同様に家庭学習の時間をとっている家庭が多いことがうかがえる。
「夏休みに丸1日遊べる日には何をしますか」の質問には、6年生の子を持つ親の20%が「そんな日程的余裕はない」と回答し、受験学年の夏を象徴している結果に。逆に「自然に触れることができる場所」の回答が半数以上と群を抜いている3年生の子を持つ親は、体験学習の重要性が叫ばれる昨今の受験情報を反映しているという。
同社主任相談員で「塾ソムリエ」の西村則康さんは「夏休みを迎える前に学習スケジュールの組み立てを実施し、学習の目標を上手に設定する。併せて、学習に適した家族間のコミュニケーションを作ることが大切」と話す。「早寝早起きを基本として1日のタイムスケジュールを決め、重点教科を2つに絞る。1日の終わりには振り返りの時間を5分とり、『今日1日よく頑張った、明日も頑張ろう』とお子さんが感じるねぎらいの言葉をかけることがポイント」とも。