神戸・元町高架下で原画展-5冊の本から36点の原画展示

「おかのうえのおうち」の表紙になっている原画

「おかのうえのおうち」の表紙になっている原画

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 元町高架下にあるアートスペース「プラネットEartH(アース)」(神戸市中央区元町高架通)内のギャラリー「pocket美術函モトコー」で9月28日、「宮城彬瑚(あきこ) 絵本原画展」が始まった。

展示スペースには36点の原画作品を展示する

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 神戸在住のイラストレーター・宮城さんが、これまでに作家とコラボレーションし出版してきた「おかのうえのおうち」「バリ島の舞姫」など5冊の本に掲載した挿絵や表紙の原画を展示する同展。展示スペースにはさまざまな大きさの原画36点を展示。油絵の具で描かれた原画がカラフルでポップな印象のためか、20代の来場客が多く訪れているという。

 宮城さんの絵には花や木、空など自然と、鳥やハチ、トンボなど生き物が繊細なタッチで描かれている。展示スペースは本ごとに区切っており、ページをめくるように作品を追っていける展示方法にも工夫を施した。

 同アートスペースの宮崎みよしさんは「花も木も細かく描き込んでいるので作品に夢がある。彼女自身が醸し出す、柔らかく優しい雰囲気が作品にもよく出ている」と話す。「原画で見ると印刷では見えなくなっている作品の凹凸や筆の跡も楽しめる。来場者には、ゆっくりと楽しんでいただければ」とも。

 開催時間は12時~19時(最終日は17時まで)。月曜定休。10月10日まで。

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