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神戸元町・ドイツ直輸入カレーソーセージ専門店「カリーブルスト」が1周年

鯉川筋・トアロード・センター街・中央通りから見える大きなドイツ国旗が目印

鯉川筋・トアロード・センター街・中央通りから見える大きなドイツ国旗が目印

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 神戸・元町の日本初ドイツ直輸入カレーソーセージ専門店「カリーブルスト神戸元町」(神戸市中央区三宮町3、TEL 078-333-7636)が3月10日で1周年を迎えた。

ジャーマンドッグ(焼きソーセージ+ドイツパン)とポンフリ(フライドポテト)にビール

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 鯉川筋・トアロード・センター街・中央通りから見える大きなドイツ国旗が目印の同店は、ドイツの軽食スタンド「IMBISS(インビス)」のスタイルを踏襲する。店舗面積は約9坪。1階はテークアウトカウンター、2階はカウンター8席、屋外にも3席を設ける。

 店名の「カリーブルスト」とは、ドイツの国民食であるソーセージの食べ方の一つ。ソーセージをカットした上にカレーケチャップ、カレーパウダー、そのほかのスパイスなどをかけてピックで食べる。

 「ドイツワールドカップが開催された2006年、サッカーが好きなので日本戦だけではなく海外チームの試合も見たくてドイツへ行った。当時のドイツは各国から観戦に来た人であふれ、どのレストランも満席。唯一、気軽に入れたのがインビス。そこで現地の人が食べていた『たこ焼き』のような不思議なものがカリーブルスト(カレーソーセージ)だった。出合ってからは毎日食べ続けた。地域や店によってスタイルや味が違い、とにかくおいしいので全く飽きなかった」とオーナーの坂本憲一郎さん。

 「カリーブルストは、ソーセージ、カレー、ケチャップと国内でもメジャーな食べ物の組み合わせ。しかし国内では現地と同じスタイルと価格で提供する店がない。『それなら自ら店を出すしかない』と決心するまで、それほど時間がかからなかった」と出店のきっかけを明かす。

 オープンに向けて坂本さんと一緒に準備を進めてきた店長の山本さんは「一番苦労したのはオリジナルソースの開発。国内の食品メーカーに協力を依頼し何十種類にも及ぶ試作品を作ってもらい、その中から何種類か選んで改良を繰り返し、ようやく完成した。ドイツの本物の味を提供したいという思いを込めている」と話す。

 主なメニューは、カリーブルスト(500円)、ポンフリ(フライドポテト)・ドイツパン・ドリンクと組み合わせたポメスセット(780円)、プレッツェルにバターを塗ってネギを挟んだ「ネギッツェル」(230円)など。ドリンクは、エーデルピルス(430円)、ヱビスビール(380円)、グリューワイン(400円)、コーヒー(180円)など。

 山本さんは「ドイツでは60年以上食べられている国民的ファストフードだが、国内ではあまり知られていない。もっと多くの人に食べていただき、この独特なソースの味を知ってほしい。インビススタイルの当店で、ちょっとしたドイツ体験を楽しんでいただければ」とも。

 営業時間は11時~21時。

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