神戸国際会館の商業ゾーン「SOL(ソル)」(神戸市中央区御幸通8)の地下2階に3月18日、眼鏡職人・中川直記さん(通称=ナッキー)のハンドメード眼鏡店「nackymade ready-made shop(ナッキーメード・レディーメードショップ)」(TEL 078-200-4150)がオープンした。
ナッキーさんは、眼鏡工場で制作技術、企画会社でデザイン、眼科で検眼技術、小売店で顧客サービスと幅広い経験を経て、2004年9月に独立。カウンセリング、デザイン、制作、検眼、メンテナンスと一連の作業を1人でこなし、「エモーショナルな眼鏡作り」をコンセプトに国内外で活動。現在は、香港のオーダーメードスーツ「THE ARMOURY」とのコラボレーションを展開する。
「さまざまな種類の眼鏡がある中で目指すのは『お客さまらしく似合うメガネ』。流行のデザインにも負けず、近代テクノロジーをもってしてもできない『お客さまらしい質感』を『僕らしいアイデア』で作りたいと思っている。お客さまに感動してもらえる眼鏡を日々努力して作っていきたい」とナッキーさん。
店長は、ナッキーさんの妻・智子さん。9.2坪の店内で取り扱う商品「ready-made(レディーメード)」は、オーダーメード経験を基にナッキーさんが「これはイイ」と思ったフレーム材料、フレームデザイン、スペシャル仕様をコンセプトに分けて平均的なサイズで作った既製品の眼鏡。2009年から展開しているが、「よりいろいろな方に気軽に見ていただきたい」と同店を開いた。
店内で扱う商品は、ハンドメードフレーム(2万5,200円~)、恐竜モチーフのパーツをサイドにあしらったシリーズ「ダイナソー」(2万9,400円)、「2011モデル サングラス」(2万5,200円~)など。ナッキーさんの工房は同店から5分ほどのところにある。眼鏡フレームを購入後、工房で顔幅や鼻の高さ、視力などを測り約1週間でカスタマイズが完成する。智子さんは「今まで『眼鏡が似合わない』と思っていた方こそ来店してほしい」と話す。
営業時間は10時~20時。