「第1回神戸マラソン」（11月20日開催）の出場選手エントリー受け付けが5月20日に終了したが、大会をサポートするボランティアの募集は引き続き行われている。

　同実行委員会は5月24日、確定した申し込み状況を発表。フルマラソン（42.195キロ）は定員1万8,000人に対して6万5,934人と約3.7倍、クオーターマラソン（10.6キロ）は定員2,000人に対して1万1,487人と約5.7倍。いずれもエントリー者数が定員を超え、参加ランナーは抽選により決定することになる。

　大会コンセプトに「ボランティア・マインド」と「ホスピタリティ・マインド」を掲げる同イベント。「ボランティア・マインド」の具現化として設立された「フレンドシップバンク」の取り組みである「被災地に向けた応援メッセージなどを書き込めるチャリティーゼッケン」の申込者は3万9,890人と全体の半数以上を占めた。

　現在、大会をサポートするボランティア6,000人を募集している。主な活動内容は、ランナーへの給水・給食、コース（沿道）の整理、ランナーの救護、手荷物預かり・返却、スタート・フィニッシュ会場でのランナーサービス、ランナー受け付け、ボランティア受け付けなど。参加資格は15歳以上で、11月上旬に予定している事前説明会に参加できることが条件。

　今後の関連イベントとして、6月4日の神戸市役所前から須磨浦公園までを歩く「神戸マラソン開催記念ウォーク」のほか、マラソン教室、マラソンフェスティバル、マラソンシンポジウムなども検討しているという。

　同実行委員会担当者は「当選された方は、しっかり練習を積んで参加してほしい。神戸らしいおもてなしで、皆さまをお迎えできるよう準備を進めている」と話す。「残念ながら落選した方にもボランティアとして大会を盛り上げていただければ」とも。

　本大会の抽選結果発表と通知は6月30日を予定する。