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神戸・海文堂書店で「女子の古本市」-「女子の古本屋」刊行記念で

今月創業97年を迎える老舗書店のイベント担当・北村知之さん

今月創業97年を迎える老舗書店のイベント担当・北村知之さん

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 神戸・元町商店街にある「海文堂書店」(神戸市中央区元町通3、TEL 078-331-6501)2階のギャラリースペースで6月24日~26日、フリーライター・岡崎武志さんの著書「女子の古本屋」の刊行を記念したイベント「『女子の古本屋』による女子の古本市」が開催される。

「『女子の古本屋』による女子の古本市」のチラシ

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 同書は、筑摩書房のPR紙「ちくま」に「古本屋は女に向いた職業」のタイトルで連載され、2008年に刊行。女性店主の素顔と開業までのエピソードを紹介した同書は、岡崎さんの古本ライターとしての代表作となった。

 同店は、今月創業97年を迎える老舗書店。2008年から「海文堂の古本市」として、兵庫古書組合加盟の古書店の協力により、定期的に古本市を開催。新刊書店の店内で古本市を開催するのは全国的にも珍しい。

 「神戸で古本屋を営む女性店主らと地域活性化につながるようなイベントをしたいと以前から話していた」と同店イベント担当の北村知之さん。「若い人や女性に限っては、まだまだ古本に触れる機会は多くなく、古本屋・古本市へのなじみも薄い。神戸での古本、古本屋の可能性を広げるチャンスになればと思い企画した」と話す。

 参加店は、北は仙台から南は那覇まで全国各地の女性店主による古本店50店舗。区内からは「トンカ書店」(下山手通3)、「honeycombBOOKS*(ハニカムブックス)」(元町通4)、「OLD BOOKS & GALLERY SHIRASA(シラサ)」(元町2)、「TEA & library CORENOZ(コリノズ)」(中山手通4)、「Fabulous OLD BOOK(ファビュラス・オールド・ブック)」(下山手通4)。

 そのほか、食のジャンルにこだわった「古本 徒然舎」(岐阜県岐阜市)や絵本専門古本店「B/RABBITS」(東京都三鷹市)などが出店。特別ゲストとして「男子の古本市」も2店舗参加する。「食」「旅」「暮らし」「アート」「児童書」などをテーマに、店主の価値観で選ばれた本が、和書・洋書合わせた約1万冊が並ぶ。

 北村さんは「普段、古本や古本市になじみのない方でも楽しんでいただけると思う。一冊の古本との出合いが好奇心と感受性の窓を開いてくれるはず」と笑顔で話す。

 開催時間は10時30分~19時。25日の14時~17時は岡崎さんのトークイベントのため古本市を休止する。

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