東遊園地(神戸市中央区加納町6)に7月2日、義援金と思いを被災地へ-博多から青森までを自転車のリレーでつなぐ「合力日本チャリティーリレー」メンバー18人が立ち寄った。
慰霊と復興のメモリアルモニュメント「1.17希望の灯り」を囲む参加者ら
俳優・鶴見辰吾さんがコンダクトする自転車交流情報サイト「LEGON(レゴン)」が東日本大震災の復興支援プロジェクトの一環で実施する自転車リレー。震災直後から同サイトで呼び掛けて集めた義援金を「自転車リレーで被災地へ、思いと一緒に届けよう」(鶴見辰吾さん)と企画。博多から青森までを同サイトに登録しているメンバーを中心に自転車リレーでつなぐ。
この日、西明石駅から新大阪駅までの区間を走るメンバーが朝7時にスタート。国道2号線に沿って走り、その途中に東遊園地へ立ち寄った。「神戸は阪神・淡路大震災を経験した街。この地から思いを届けたい」と区間リーダーの大西純一さん。
同所では、毎年1月17日に神戸市民と神戸市の連携による「阪神淡路大震災1.17のつどい」を開催。犠牲者への慰霊と鎮魂、震災から生まれた「きずな・支えあうこころ」を次世代に語り継いでいくために行われる。阪神・淡路大震災の犠牲者の名前を刻んだプレートが収蔵されている慰霊と復興のモニュメントも。一行は、メモリアルモニュメント「1.17希望の灯り」を囲み、被災地の復興を願った。
その後、新大阪駅まで走行し、次の「新大阪駅-京都駅」区間メンバーへたすきつないだ。同リレーに参加した時末宏康さんは「区間の距離は決して長くはなかったが任務の重みを感じながら走った。このリレーのおかげで新しい仲間が増えた。これから走る皆さんにも頑張ってほしい」と話した。
同リレーはゴールの青森を目指し、ゴール後はその時点で集まった義援金を被災地へ寄付する。走行状況は随時ホームページなどで知らせていく。