見る・遊ぶ 暮らす・働く

神戸・旧居留地の映画館が10周年-歴代観客数一番の作品も再上映

10周年を迎えた「シネ・リーブル神戸」の入口

10周年を迎えた「シネ・リーブル神戸」の入口

  • 0

  •  

 神戸・旧居留地にある朝日ビル地下1階の映画館「シネ・リーブル神戸」(神戸市中央区浪花町、TEL 078-334-2126)が9月15日、開館10周年を迎えた。

シアター内の様子

[広告]

 同館は、1フロアに3スクリーンを完備し総席数は322席、各スクリーンに2席ずつ車いす用の席を用意する。最も広い「シアター1」は6.7メートル×2.8メートルのスクリーンを設置し、客席数は141席。座席は座り心地だけではなく、通路の広さなどにも配慮する。待ち時間にくつろげるようロビーもゆったりとした空間になっている。

 上映作品について、「港町神戸・旧居留地の雰囲気に合った文学的なものやメッセージ性の高い良作をそろえている」と広報担当の河野由紀子さん。これまで上映した本数は1000本を超えるという。

 同館では、10周年を記念したイベントを開催。15日には、劇場招待券などが当たるくじ引きや来館客先着500人に「秋公開作品1,000円観覧クーポン券」を進呈。17日~30日には、2006年~2010年の間に同館で上映した中で特に反響の多かった5作品と歴代観客数ナンバーワンの計6作品を再上映する。上映作品は、「アメリ」「クイーン」「めがね」「百万円と苦虫女」「ディア・ドクター」「プレシャス」。

 河野さんは、神戸市出身の映画解説者・淀川長治さんがかつて映画について語った名言「映画とは国と国の垣根をなくすことね。映画とは世界の言葉を持っていることね。映画とはみんなが見るものね。映画とは人間を知ることね。これほど人間について教えてくれるものはないのね」を例に挙げながら、「映画館の役割は映画を通じて人と人とのつながりを再確認する場所。この10年で当劇場が得たものは映画をこよなく愛する神戸の映画ファンの皆さまとの出会い」と話す。「これからも神戸の皆さまにご愛顧いただけるような、すてきな劇場を目指して、スタッフ一同頑張っていきたい」とも。

 料金は、一般=1,800円、大学・専門・高校生=1,500円、中学・小学生・幼児・シニア=1,000円、「CLUB C(クラブシー)」会員(一般=1,500円、学生=1,200円、金曜日のみ1,000円)、毎週火曜日は女性=1,000円、毎月1日・15日は1,000円。上映作品の詳細や上映時間は同館ホームページで確認できる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース