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元町映画館で昭和の地元ロケ映画上映-同館メーキング映画も初披露

アマチュア映画ファンらが作ったミニシアター「元町映画館」

アマチュア映画ファンらが作ったミニシアター「元町映画館」

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 元町商店街4丁目のミニシアター「元町映画館」(神戸市中央区元町通4、TEL 078-366-2636)で4月30日~5月6日、「モトマチセレクション vol.3」が開催される。

「麻薬3号」のロケ地となったという元町商店街の川村洋服店

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 ジャンルを問わず同館独自の目線で「今、スクリーンで見たい映画」を選び不定期で上映する同企画。3回目となる今回は「元町が俺を呼んでるぜ!」をテーマに、昭和30年代の元町で撮影した日活映画の旧作2本の上映と、元町の今を伝える作品として昨年8月21日の同館オープンまでを追った記録映画を初披露する。

 上映作品は、「赤い波止場」(1958年、日活、監督=舛田利雄、主演=石原裕次郎、北原三枝、中原早苗、岡田真澄ほか)、「麻薬3号」(1958年、日活、監督=古川卓巳、主演=長門裕之、南田洋子、白木マリ、河野秋武、大坂志郎ほか)、「街に・映画館を・造る」(2011年、監督=木村卓司)。

 「麻薬3号」上映のきっかけについて、支配人の藤島順二さんは「元町商店街の各店舗に映画館完成のあいさつに行った際に、川村洋服店の店主から『小学生のころに店が撮影に使用された。ぜひその映画を探してほしい』とリクエストをいただいた」と明かす。

 映画「街に・映画館を・造る」を制作した同館運営スタッフの堀忠さんは「ミニシアターが減り続ける神戸で『地元の映画ファンに多様な映画を見る機会を少しでも増やしたい』という思いからアマチュア映画ファンが協力し合いこの映画館を作った」と話す。「準備からオープンまでの映像に美しい神戸の情景を交えながら木村卓司監督が監督・撮影・編集を手掛けてくれた。この作品は映画館開設に当たりご支援いただいた皆さまへの完成のご報告として制作した」とも。

 同館は、縦2メートル、横4メートルのスクリーンを備え、66席の客席と車いす用のスペース1カ所を用意する。

 料金は、一般=1,500円、学生・シニア=1,000円、神戸映画サークル会員=1,200円(「街に・映画館を・造る」のみ一律500円、東日本大震災チャリティー上映)。上映作品の詳細や上映時間は同館ホームページで確認できる。

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