ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得した日本女子バレーボールチームの新鍋理沙選手が9月11日、神戸市役所(神戸市中央区加納町6)を表敬訪問し「神戸栄誉賞」の表彰を受けた。
新鍋選手は同市役所ロビーで花束贈呈の後、矢田立郎市長を訪問。神戸にゆかりのある久光製薬スプリングスから日本代表として参加した新鍋選手に「神戸栄誉賞」が贈られた。この日は欠席したが、リザーブ選手として帯同した石田瑞穂選手にも「神戸市スポーツ特別賞」が贈られた。
表彰状と盾を受け取った新鍋選手は、市長にサイン入りのTシャツとバレーボールを手渡した。矢田市長から次の目標を聞かれた新鍋選手は「ロンドンでも金メダルを目標にしていたがかなわなかった。リオでは金メダルを取りたい」と笑顔で意気込みを語った。
「選手とスタッフが団結していて全員の力で勝てた試合ばかり。初めてのオリンピックは楽しかった」と話し、印象に残った試合については準決勝進出を決めた中国戦を挙げ、「(最終セットは)先にマッチポイントを取られたが、負ける気はしなかった」と振り返った。時期エースの期待もかかる中、「もっと頑張ってチームの役に立てるようにしっかり頑張りたい」と抱負を語った。
「神戸栄誉賞」は1984年に創設。オリンピック競技大会ではメダルを獲得(3位以上)した選手を市長が表彰している。これまでに女子サッカーの澤穂希選手らを含む16人が受賞。「神戸市スポーツ特別賞」は、国際競技大会や全日本選手権大会で優秀な成績を収めた選手、各種競技大会で日本記録を更新した選手の内、特に優秀な成績を収めた選手に対して市長が表彰するもの。これまでに個人は延べ48人と22団体が受賞している。