神戸三宮の「クラブ月世界」（神戸市中央区下山手通1）で6月9日、「COOL KOBE キックオフイベント」が行われた。企画はNPO法人「ギブミードリーミング」。

甲子園ご当地からあげ「甲子園ヒーロー揚げ」をPR

　「神戸ブランドをRESTART」をテーマに掲げ、今回初めて開催された同イベント。神戸ブランドの「再認識」「再構築」「再発信」を目指し、才能ある人材の発掘・育成、夢実現の手助け、地域貢献・地域活性を目的として開催。「神戸発クールアイドル・第1弾ユニットのお披露目」「夢を追っている人たちの発表の場を提供」「兵庫特産品のPR」を3本柱とし、裏方スタッフを地元学生たちが務め、兵庫県・神戸にゆかりのある人がゲスト出演するなど、地元関係者が中心となってイベントを盛り上げた。

　当日は、約200人が来場。神戸大学アカペラサークル「ガーナガーナ」所属のユニットや神戸電子専門学校の声優タレント学科の学生たちが歌やダンスを披露。ゲストには、シンガー・ソングライターの詩桃（うたもも）さん、歌手の平山みきさん、ロックバンド「クールス（COOLS）」の元ボーカリスト・Pitpi（ピッピ）こと水口晴幸さんなどを迎え、ショーが繰り広げられた。ご当地グルメとして「甲子園ヒーロー揚げ」や「神戸ぼっかけコロッケ」などもPRした。

　この日、初お披露目となった「COOL KOBE」のイメージキャラクター「クールアイドル」。1970年代のカルチャーポップスを基盤とした「かっこいいクールなアイドル」を集め、「おしゃれな街・神戸」をアピールしていく。今後も、国内をはじめ海外からもメンバーを発掘・育成し、最終的には神戸を中心としたミュージカル劇団設立を目指すという。

　司会を務めた沖縄アクターズインターナショナル関西の米山俊博さんは「成功するテクニックは、決して諦めないこと」と会場の若者たちに向かって語りかけた。「70年代の曲をリメークして、今の若者に歌ってもらいたい」とも。