三宮のフレンチカジュアルセレクトショップ「Cinq essentiel(サンクエッセンシャル)」(神戸市中央区御幸通5、TEL 078-265-1181)で7月20日、「Mercart メルカート ~ラ・コッポラ・ストルタ期間限定SHOP~」が始まった。
今年3月まで営業し、現在休業中のハンチング、キャスケット専門店「La Coppola Storta(ラ・コッポラ・ストルタ)」が期間限定で同店に出品。同店は2007年8月に日本1号店として神戸店をオープン。「コッポラ」はもともとシチリアで生まれた帽子の総称で、「ピランデッロ」と呼ばれるシチリア州パルレモ地方伝統のハンチングタイプと、「メウザ」と呼ばれるカターニャ地方伝統のキャスケットタイプに分類される。同ブランドで扱う帽子の生地は全てイタリア製で、シチリアの工場で地元女性たちの手によって、一つ一つ手作りされている。昨年9月までトアウエストに出店し、その後トアロードで営業を続けていた。
全国の百貨店で30回同様の販売を行ってきたといい、神戸では昨年6月に大丸神戸店で開催して以来、約1年ぶり。路面店での開催は初。
約3カ月前に店が休業に入ってからも「たくさんの問い合わせがあり、実際に商品を手に取って、かぶってみたいという声が非常に多かった」(ラ・コッポラ・ストルタの山内亮一さん)という。そんな中、以前から親交のあった同セレクトショップ店主の藤原義広さんから期間限定ショップの提案があり、実現した。初日の開店時間には「楽しみにしていた」と話す常連客の姿も。
約37坪の店内には約40種類の夏物、オールシーズン物の帽子が並ぶ。シンプルなものから個性的な一点ものまで幅広く取りそろえる。事前に講習を受けた同店のスタッフが接客する。
山内さんは「期待に応えようと、シチリアより新作『コッポラ』(商品)たちが多数届いた。久々に神戸の方にたくさんのコッポラを見ていただけると思うととてもうれしい」と笑顔を見せる。「イタリア生地ならではの上質な質感、風合いを楽しんでほしい。イタリア・シチリア島の風を感じていただければ」とも。
営業時間は11時~20時。今月29日まで。