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神戸で「パール 海の宝石」展-日カタール国交樹立40周年で

7つの梨型真珠をつけたダイアモンドのティアラ(1830年頃、ドイツ、カタール美術館庁蔵)

7つの梨型真珠をつけたダイアモンドのティアラ(1830年頃、ドイツ、カタール美術館庁蔵)

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 兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1)ギャラリー棟3階で7月28日、「日カタール国交樹立40周年 パール 海の宝石 展」が始まった。

27日に行われた開会式でのテープカットの様子

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 真珠貿易の拠点として長年栄えた地・神戸で、日本とカタールの国交樹立40周年記念事業の一環として真珠の魅力を科学的、歴史的、文化的側面から紹介する同展。天然真珠の成り立ちやアラビア湾における真珠採取の歴史、2000年にわたるさまざまな文明で真珠がどのように珍重されてきたかを、写真や映像も交えて展示。日本初公開の展示品を含めた約200点を6つの章に分けて公開する。

 カタール美術館庁の所蔵品を中心に内外の所蔵家の貴重なコレクションのほか、ウジェニー皇后、スペンサー伯爵夫人、ジャクリーン・ケネディ、マリリン・モンロー、エリザベス・テイラーなどの著名人が身に着けた宝飾品も展示する。

 27日に行われた開会式では、同館館長の蓑豊さんをはじめ、カタール美術館庁・同展監修者でパールアンドジュエリー博物館館長のユベール・バリさんらがテープカットを行った。

 蓑さんは「美術館で宝石の展覧会をすることも大変珍しいし、このような大きな真珠展を日本でできることも奇跡。皆さんに喜んでいただける展示内容」と話す。バリさんは「日本とカタールの交流に関わることができてうれしい。真珠に深い関わりがある神戸で開催できるのは意味のあること。ぜひ天然真珠と養殖真珠の魅力をご覧いただきたい」と話した。

 開館時間は10時~18時。月曜休館(9月17日・10月8日は開館、翌火曜休館)。入場料は、一般=1,300円、大学生=900円、高校生・65歳以上=650円、中学生以下無料。10月14日まで。

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