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神戸・三宮に「アジア進出支援センター」-中小企業に寄り添い型支援

アドバイザー委嘱式の様子

アドバイザー委嘱式の様子

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 神戸・三宮「みなとのもり公園」北側の神戸商工貿易センタービル(神戸市中央区浜辺通)4階に7月31日、「神戸市アジア進出支援センター」がオープン、同日開所式が行われた。

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 市内に軸足を置きながら海外展開を図る中小製造業を支援する目的でオープンした同センター。国内の企業経営環境の変化などを背景に、中小製造業の生き残りのために海外進出が重要な選択肢となる中、「安易な海外進出につながらないように十分に準備を進め、リスクを回避する必要がある」(同センター)とし、海外進出を支援する。対象は、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国と中国、韓国、インドの計13カ国。

 センターには市職員など3人が常駐。海外ビジネスに精通した企業OBや法務・税務などの専門家約70人もアドバイザーネットワークに登録し、相談内容や対象国、業種などに合わせてアドバイザーをコーディネートする。相談は1社につき年間10回まで無料。

 当日行われた開所式では、看板の除幕を行い参加者からは大きな拍手が送られた。続いて行った「アドバイザー委嘱式」では、参加したアドバイザー全員に委嘱状を交付した。

 開所式に出席した神戸市の小柴善博福市長は「経営環境が厳しく、中小製造業はアジア進出に高い関心を持っている。海外で成功していくためには寄り添い型の実践的な支援が必要」とあいさつ。「『窓口で相談を受け付ける』『アドバイザーの派遣』『情報提供』の3点を中心に事業を進めたい。ネットワークの強みを生かして運営していきたい」とも。

 営業時間は、8時45分~12時、13時~17時30分。土曜・日曜・祝日定休。

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