ライブハウス「神戸チキンジョージ」(神戸市中央区下山手通2)で8月6日、神戸のロッククイーンを決めるコンテスト「KOBE ROCK QUEEN(神戸ロッククイーン)2012」の本選が行われた。主催は神戸ロック委員会。
18歳以上の女性であれば経験の有無に問わず、参加者が「一番輝いているバンド」を目指す同コンテスト。全国でも有数のライブハウス数として知られる神戸にふさわしい「神戸ロッククイーン」を生み出すプロジェクトとして始動した。
6月4日に開催された予選を勝ち抜いたのは「夢女(ユメジョ)」「Saki」「THE nahors☆(ザ・ナホーズ)」「HIGH☆GIRL(ハイガール)」「伝説のギャルバン」の5組。本選に勝ち進んだバンドにはプロデューサーが付き、同コンテストのために「AKB48」や「AAA」の作曲を手掛けるシンガー・ソングライター成瀬英樹さんが作曲、ミュージシャンでライブハウス「神戸VARIT.」ブッキングマネジャー南出渉さんが作詞を手掛けた書き下ろし課題曲「ブライトライツビッグシティ」など、数曲を本番に向けて仕上げた。
当日は、司会者に東京ヤクルトスワローズのスタジアムDJ・パトリック・ユウさん、アシスタントに茨木浩美さんを迎え、審査員となるオーディエンス約230人と音楽業界関係者らが来場。5組が「神戸ロッククイーン」の称号を懸けて公開審査に臨んだ。
見事に「神戸ロッククイーン」に輝いたのは、バンド初心者9人で結成された「ザ・ナホーズ」。MVP(最も優れた技術、テクニックがあるバンド)には、それぞれがソロ活動するベテランミュージシャン3人で結成された「伝説のギャルバン」が選ばれた。
同委員会代表の菅良友さんは「出演してくださった方々、応援に来てくださった方々、スタッフ、全ての方に喜んでいただける素晴らしいイベントになった。委員会では『自分磨き』をテーマに、参加した方が成長できるイベントを目指しているが、今回はその第一歩になったと感じている」と話した。
本選で5組が演奏した課題曲はCD化され、9月に発売予定。