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神戸で「中国 王朝の至宝」特別展-日本初公開の「阿育王塔」も

日本初公開の「阿育王塔(あいくおうとう)」

日本初公開の「阿育王塔(あいくおうとう)」

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 神戸市立博物館(神戸市中央区京町、TEL 078-391-0035)で2月2日、日中国交正常化40周年特別展「中国 王朝の至宝」が始まった。

「動物形の酒器『犠尊(ぎそん)』

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 中国で最古の王朝と言われる「夏」の時代から「宋」の時代にわたる中国歴代の王朝の都・中心地域に焦点を当て、それぞれの地域の特質が凝縮された代表的な文物を対比しながら紹介する。日本初公開の作品を含む、168点の貴重な文化財を展示する。

 国宝級と言われる一級文物が約60パーセントを占める展示。日本では初公開となる「阿育王塔(あいくおうとう)」もその一つ。南京市の古刹(こさつ)・長干寺の地下から出土した仏塔で、高さは1メートルを超える。中国政府の特別な計らいで、南京市以外では初めての公開となる。

 開会式で四川省文物管理局長の王けいさんは「歴代王朝の都に注目する独特な展示スタイル。中国文明の奥深さ、幅広さを感じてほしい」とあいさつした。

 同展では子ども向けのプログラムとして、「ワークショップ『古代中国グッズを作ろう!』」(2月16日10時30分~12時)、「こうべ歴史たんけん隊 -神戸の中の中国を訪ねて-」(3月20日10時30分~15時)、「春休み親子鑑賞会」(同24日10時30分~12時、13時30分~15時)を予定している。プログラムの詳細は同館サイトで確認できる。

 開館時間は9時30分~17時30分(土曜・日曜は19時まで)。月曜休館(2月11日は開館、翌12日は休館)。入館料は、一般=1,500円、高大学生=1,100円、小中学生=600円ほか。4月7日まで。

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