神戸ハーバーランドセンタービル(神戸市中央区東川崎町1)地下2階で3月23日、「フェルメール 光の王国展」が始まった。
17世紀の画家ヨハネス・フェルメールに魅了された分子生物学者・福岡伸一さんが総合監修する同展。現存するフェルメール作品全37点を最新のデジタルマスタリング技術によって「約350年前に描いたであろう色調と質感を推測し直した『リ・クリエイト作品』」を展示する。
「来場者に楽しんでいただける新趣向」(同展)で、館内での写真撮影を許可。作品は全て原寸大で実物と同じ額装を施した。会場内にはフェルメールのアトリエも再現し、作品と同じアングルで記念写真を撮影できる。
福岡さんは「最新の印刷技術が可能にしたフェルメール絵画で、誰も見たことがない展示を実現する。フェルメールがたどった軌跡を存分に楽しみながら、自由に鑑賞者自身のフェルメールを発見していただければ」と話す。
開場時間は10時~17時(金曜・土曜は、4月27日~5月6日は20時まで)。第2・第4水曜休館。6月2日まで。