神戸海洋気象台が桜(ソメイヨシノ)の満開を発表した3月31日、生田川公園(神戸市中央区若菜通6)が花見客でにぎわった。平年より5日早く、昨年より9日早い満開となる。
同気象台での桜の観測は神戸市立王子動物園(灘区)の標本木で行っており、今年は平年より7日早く、昨年より12日早い開花。最高気温14.7度と少し肌寒くなったこの日、生田川沿いの同公園にある約150本の桜並木も満開を迎え、家族連れや友人同士で宴会を楽しむ人たちが集まった。
毎年桜の撮影に来ているという市内在住の男性は「開花宣言は早かったが、それから寒い日が続いたので満開になるのは来週末くらいだと思って油断していた。王子公園の方が心持ち満開になるのが早かった」と話す。
そのほか、区内の桜スポットとして、筒井八幡神社(宮本通3)、一宮神社(山本通1)、神戸北野天満神社(北野町3)、北野浄水場跡遊歩道の桜並木(北野町1)、宇治川公園(中山手通7)と宇治川の桜並木などがある。