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練習帆船「日本丸」、神戸港に-5年半ぶりセイルドリル披露も

神戸港・新港第1突堤西岸壁に停泊中の練習帆船「日本丸」

神戸港・新港第1突堤西岸壁に停泊中の練習帆船「日本丸」

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 神戸港・新港第1突堤西岸壁に5月31日から停泊中の練習帆船「日本丸」(独立行政法人航海訓練所所属)で6月1日、神戸では約5年半ぶりとなるセイルドリル(操帆訓練)が披露された。

「太平洋の白鳥」と称される練習帆船「日本丸」

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 「太平洋の白鳥」と称される練習帆船「日本丸」は、1984(昭和59)年2月に住友重機械工業浦賀工場で進水。4本マストバーク型帆船、2570総トン。全長110.09メートル、幅13.80メートル。同船には、熊田公信船長・中村哲機関長ら士官・乗組員58人、宮古および波方海上技術短期大学校の実習生104人(うち女子5人)が乗船。実習生は4月1日に東京で乗船後、大阪、長崎、下関、宇野、今治、神戸を経て、6月8日東京帰港までの約2カ月半の間、国内沿岸での航海訓練を行っている。

 当日は、練習帆船に乗船する実習生が合計36枚の帆(セイル)を張る訓練・帆を畳む訓練を実施。約40分かけて帆を張り切ると、訪れた1万5000人の観覧者から大きな歓声と拍手が起こった。通常、帆を張るのは陸岸から離れた洋上で行うため、寄港中に帆を広げた姿を披露するのは珍しいという。翌日は、約5年ぶりの船内一般公開を午前・午後の2回実施。普段は見られない練習帆船の船内を5066人が見学した。

 今月5日は、岸壁での出港セレモニーと神戸市消防音楽隊による歓送演奏(14時15分~)を実施。離岸は14時30分を予定する。出港セレモニー時以外は同突堤入り口のフェンスが施錠されており入場できないが、対岸のメリケンパークから見学可能。寄港中の夜間(日没~22時)は船体イルミネーションを行う。問い合わせは神戸市総合コールセンター(TEL 078-333-3330、8時~21時)まで。

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