神戸ハーバーランド内神戸情報文化ビル(神戸市中央区東川崎町1)で1月10日、「はたちの献血キャンペーン」オープニングイベントが開催された。
同キャンペーンは日本赤十字社が厚生労働省、都道府県と主催して、献血者が減少する冬季の輸血用血液の確保と、医療機関への安定的な血液製剤を供給する目的で行うもので、期間は1月1日~2月28日の2カ月間。
今年は「I can!はたちの献血」をキャッチフレーズに、昨年11月に20歳の誕生日を迎えた東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大選手を広報キャラクターに起用。「はたち」の若者の代表として、成人式を迎える同世代を中心に献血への協力と参加を呼びかけた。同キャンペーンには特別ゲストとして初の女性プロ野球選手、神戸9クルーズの吉田えり選手も参加した。
同キャンペーンでは田中投手が出演するCMメーキング映像も放映され、田中選手は「キャンプ中の休日を使って撮影した。演技することに慣れていないから、普段の練習や試合とは違い大変だった」と明かした。
司会者から来シーズンへの目標を聞かれた田中投手は「WBCに向けてアピールしていきたい。チームは昨年5位に終わったので、クライマックスシリーズに出て野村監督を胴上げしたい」と意欲をのぞかせた。
最後に献血について聞かれた2人は「午前は献血に行って、午後は試合を見に来てほしい」(吉田選手)、「広報キャラクターに起用されたことをきっかけに、自分も献血に行こうと思っている。同じ世代にも献血の必要性を知ってもらい、たくさんの方にご協力いただきたい」(田中選手)とアピールした。