大丸神戸店（神戸市中央区明石町、TEL 078-331-8121）は1月21日より、節分用「恵方巻き」の予約受け付けを開始した。

　同キャンペーンは、同店のオリジナルや同店内各店が「恵方の丸かぶり」用の巻き寿司を予約販売するもので、同31日まで予約を受け付け、2月3日に受取りができる。

　節分は体調を崩しやすい季節の分かれ目に流れ込む邪気を追い払い、一年の無病息災を願うもの。節分の行事としておなじみの豆まきは、疫病などをもたらす悪い鬼を追い払う厄除けの儀式として平安時代から行われていたといわれる。

　「恵方の丸かぶり」とは、節分にその年の恵方（歳徳神がいるといわれる方向）を向いて無言で願い事をしながら巻きずしを丸ごとかぶりついて食べるもので、関西ではなじみの深い習わし。巻きずしには「福を巻き込む」という意味が込められ、切らずに丸ごと1本食べるのは「縁が切れないように」という意味があるという。今年の恵方は「東北東」。

　同店オリジナルの「めで鯛えびす巻き」（1本945円）は大阪今宮戎神社で厄除け開運の祈とうをした米やノリを使用し、折り箱や掛け紙もオリジナルにこだわって仕上げたという。「魚屋の寿司」は金粉をまぶしたノリを使用した「海鮮太巻き」（1本980円）や、中トロ、赤身、ネギトロの3本をセットにした「まぐろ中巻セット」（680円）などを販売するなど、新鮮なネタを使用した巻きずしを販売。

　ほかにも、女性好みのネタを使った細まきやハーフサイズの巻きずしも展開。エビや赤カブを使用した「西大和さえきの福福巻き」（1本840円）や、外側を滋賀の「比喩ゆば」で巻いた「鯖やの巻き鯖すし」（1本880円）なども取り扱う。

　同店広報担当の石川景子さんは「恵方巻きは例年約1,000本売れる人気の季節商品。ご家族を含め、幅広い世代の方にイベントとしても楽しんでいただければ」と話す。

　営業時間は10時～20時。