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兵庫県下の3社企業コラボつけ麺-神戸の「麺ロード」で先行販売

兵庫県下の3社企業コラボ商品「摂津味処 三昧つけ麺」イメージ

兵庫県下の3社企業コラボ商品「摂津味処 三昧つけ麺」イメージ

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 神戸・三宮「さんちか8番街」(神戸市中央区、TEL 078-392-3457)の「らーめん家 味噌じゃん」で7月20日より、新商品「摂津味処 三昧つけ麺」を期間限定で先行販売する。

左から北海の田鍋社長、辰馬本家酒造の辰馬社長、六甲味噌製造所の長谷川社長、池田泉州銀行の辻専務

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 「麺(めん)」をテーマにしたフードエリア「麺ロード」内にある同店で販売する同商品は兵庫県下3社の企業がコラボ開発したもの。販売元はラーメン店「皇蘭」「北海ラーメン」などを展開する北海(本社=灘区)。

 清酒「白鹿」などを製造販売する「辰馬本家酒造」(西宮市)の「吟醸酒かす」と「六甲味噌製造所」(芦屋市)の「二十割米糀白味噌」を使った特製付けだれに「北海」が自社製造する全粒粉麺を合わせた。異業種マッチングをキーワードに業務を進めている池田泉州銀行(大阪市)の呼びかけにより、「地産地消」「日本の伝統」「健康」「女性」をコンセプトに商品化が実現した。

 夏場に売れる商品を考えていた3社が現在ブームのつけ麺に注目。みそのうまみと麺のうまさを引き出す役割をする吟醸酒かすと関西特有文化である「かす汁」にヒントを得て、酒かすに合う白みそを使うことでつけ汁のうまみが増し女性や高齢者にもうける「濃厚なのにやさしい味」に仕上げ、各社の得意分野を集結させたという。

 北海の田鍋仁章社長は「構想から6カ月、試行錯誤を繰り返しようやく完成した。高齢の方、酒やみそが苦手な人にも違和感なく食べていただける味に仕上げた。3社の伝統の酒、みそ、麺をたくさんの方に食べていただきたい」と話す。辰馬本家酒造の辰馬健仁社長は「米のうまみが料理のうまみを引き出す。これを機に日本酒や酒かすにも興味を持っていただければ」。六甲味噌製造所の長谷川憲司社長は「関西の食文化の原点『白みそ』を見直し、やさしい味の食文化が残っていることが実感できたるつけ汁」と自信を見せる。

 「摂津味処 三昧つけ麺」は780円。8月中旬からネット販売(税別600円)も行う予定。

 営業時間は10時~21時。第3水曜定休。

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