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神戸・元町にさつまいも「紅はるか」専門店-焼き芋やスイーツを提供

大隅の天然の海塩を使った「窯出しぽてはるか」

大隅の天然の海塩を使った「窯出しぽてはるか」

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 神戸・元町商店街2丁目に2月14日、さつまいも「紅はるか」の専門店「ARCOBALENO KOBE(アルコバレーノ神戸)」(神戸市中央区元町通2、TEL 078-599-8324)がオープンした。

店内のショーケース

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 もともと測量などを行う会社に10年以上勤めていたオーナーの濱田英明さん。鹿児島県肝属郡(きもつきぐん)南大隅町の山中にある祖母の所有する農園を活用できないかと、農業の「6次産業化」を模索していた。周囲の反対を押し切り2年前に脱サラ。自らが減農薬で「紅はるか」を栽培し、焼き芋やスイーツに加工して販売する「生産・加工・販売」を一貫して行う6次産業の実現にこぎつけた。

 店舗面積は10坪で、テークアウトのみ。農家の生き残る道を模索しながら往復していた神戸と南大隅町を結ぶ空港バスの車窓から偶然にも「虹」が見えたことから、店名をイタリア語で虹を意味する「アルコバレーノ」と命名した。

 収穫後2カ月以上熟成させることで糖度が30度を越え、繊維質も豊富な美容食品として注目され、蜜芋と呼ばれている「紅はるか」。商品は、甘い「紅はるか」だけを使い密閉度の高いオーブンで保水調整しながら焼き上げた口の中でとろける「焼き芋」(Sサイズ=360円~)、大隅の天然の海塩を使った「窯出しぽてはるか」(180円)、角切りのポテトが入った「焼きショコラータ(ホワイト・チョコレート・ミルクチョコレート)」(各200円)、「蜜芋プリン」(230円)、カスタードと濃厚なポテトクリームの入った「窯焼きクッキーシュー」(180円)などを用意する。

 濱田さんは「神戸では珍しい『さつまいも紅はるか』を使った焼き芋やスイーツで、口の中でとろけるような食感とさっぱりした甘さを体験していただきたい。今後はスイーツの種類も増やし、4月には通販も開始する。南大隅町には面白い食材がたくさんあるので、微力ながら神戸でそれらを宣伝していきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は10時~19時。水曜定休。

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