新神戸の神戸芸術センター(神戸市中央区熊内橋通7)で5月24日、カンファレンス・イベント「TEDxKobe 2015(テデックスコウベ2015)」が開催される。
「TED」(Technology、Entertainment、Design)は1984年、「価値あるアイデアを広げる」ことを目的に立ち上げられたアメリカの非営利組織で、同組織が行うカンファレンス型イベントの名称。各分野で独創的なアイデアを持つ人々が登壇し1人18分以内のプレゼンテーションを行うことで、「参加者の考え方や行動を変え、より良い世の中を創る」ことを目指している。
「TEDx」はTEDを母体として世界169カ国、通算1万回以上開催されているローカルイベントで、日本では札幌・東京・京都・福岡など全国で開催。神戸では昨年3月に「TEDxSannomiya」が開催されたが、その後「TEDxKobe」へ名称を変更。より広いエリアを対象としたTEDxとして今回が初の開催となる。
当日は、「Dive into Diversity」をテーマに12組がプレゼンテーションを行う予定。テーマには神戸のポテンシャルを発揮するために互いに多様性を祝福し合えるコミュニティーを創っていく思いを込めた。参加スピーカーは、イベントオーガナイザー・池嶋亮さん、昆虫科学研究者・竹田真木生さん、コンピューター科学者・金谷一郎さん、アーティスト・片山真理さん、社会活動家・須本エドワードさん、エレクトロニックミュージックアーティスト・HAIOKAさん、広報アドバイザー・松下麻理さん、環境インフラ研究者・山上遊さん、サイクルエバンジェリスト・山寺純さんほか。
同イベントのオーガナイザーを務める舟橋健雄さんは「昨年のTEDxSannomiya開催後に本場のTEDに参加してきたことで、TEDxKobeとして開催できることになりうれしい」と喜ぶ。「阪神・淡路大震災から20年という節目の年に神戸から価値ある多様なアイデアを発信したい」とも。
開催時間は9時30分~20時30分(ランチ、アフターパーティー含む)。参加費は一般8,000円、学生6,000円、小学生1,000円(小学生未満は無料)で、イベントページから申し込める。当日の模様はライブ配信し、後日、ユーチューブで字幕付きの映像を公開予定。