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神戸国際会館に屋上庭園 プラントハンター西畠清順さんプロデュース

4月24日に行われた記念パーティーでのトークショーの様子

4月24日に行われた記念パーティーでのトークショーの様子

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 神戸・三宮の神戸国際会館(神戸市中央区御幸通8)11階に4月25日、屋上庭園「そらガーデン」が誕生した。

樹齢500年のオリーブの巨木

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 同館は阪神・淡路大震災で全壊し1999年に再建。昨年2月には60周年を迎えた。同館の水越浩士社長は同庭園を「未来に続く復興の新たなシンボル」とし、「感謝の気持ちを神戸の人々に伝えたい」と話す。

 改装を手掛けたのは、兵庫県で明治元年から150年続く花と植木の卸問屋「花宇」の5代目で、世界中から希少植物を調達するプラントハンターの西畠清順さん。「楽園をつくりたかった。庭園を目的として来てもらえ、皆が憩える場所にしたかった。秋になれば緑量が倍になる、植物の成長を楽しんでもらいたい。植物がここの集客装置になれば」と話す。

 「神戸の楽園」をコンセプトに庭園作りを進め、シンボルツリーとなった平和と繁栄の象徴でもある樹齢500年のオリーブの巨木はスペインのアンダルシアから船で運搬。フラワーロードを深夜4時間封鎖して、160トン級のクレーン車で木をつり上げ搬入した。神戸は日本で初めてオリーブを輸入し栽培に成功した街で、神戸とオリーブは深い縁がある。200年前に実際にスペイン人がオリーブ油を保存するのに使っていたつぼを設けるほか、四季を通じて実がなり花が咲く成長が楽しめる植物を集めた。

 同ガーデンにテラス席を設ける「TOOTH TOOTH GARDEN RESTAURANT(トゥーストゥース ガーデンレストラン)」(TEL 078-230-3412)も同時にリニューアルオープン。運営は全国で65店舗を展開するポトマック。同社の金指光司社長は「五感に訴え掛けるさまざまな料理の要素をミックスさせた最新の神戸キュイジーヌを提案していきたい。神戸に育ててもらった恩返しとして、最新のおもてなしで表現していく」と話す。

 営業時間は10時~21時(レストランは11時~23時)。

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