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神戸・元町にラトビア雑貨専門店「SUBARU」 2年ぶり移転再オープン

ラトビア雑貨専門店「SUBARU(スバル)」の店主・溝口明子さん

ラトビア雑貨専門店「SUBARU(スバル)」の店主・溝口明子さん

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 神戸・元町の雑居ビル2階に7月5日、ラトビア雑貨専門店「SUBARU(スバル)」(神戸市中央区海岸通1、TEL 078-331-1884)が約2年ぶりに移転再オープンした。

ラトビアで買い付けたバスケットなど

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 店舗面積は7坪強。内装アイテムもラトビア製にこだわったという店内には、「ラトビア共和国の豊かな自然と伝統、その丁寧な暮らしぶりから生まれる手仕事」の商品を約500点(卸売り、小売り)取り扱う。いずれも店主の溝口明子さん自らラトビアの工房や作家を巡り1点ずつオーダー。町をくまなく歩いて買い付けたバスケット、木製台所用品、織物などの生活雑貨をそろえる。

 溝口さんは10年弱の公務員生活を経て、2009年9月に同店の前身となる雑貨店「SUBARU」を栄町通で開業した。次第に主な仕入れ先であったラトビア共和国に魅せられ、2013年3月に実店舗を閉めラトビアの首都リガ市へ移住。ラトビアで1年半生活し、仕事の傍ら以前から興味のあった伝統文化や音楽を学んだ。現在は同店を経営する一方で、ラトビア伝統音楽の演奏やラトビアに関する書籍・テレビ番組のコーディネイトも行い、さまざまな角度からラトビアの伝統や魅力を発信している。2014年11月に関西日本ラトビア協会の理事に就任。日本とラトビアの草の根レベルの文化交流にも励んでいる。

 以前は、ラトビアなどバルト三国のほか、ポーランド、チュニジアなどの海外雑貨や国内の作家らによるハンドメード雑貨などを扱っていたが、新店ではラトビアで仕入れたアイテムのみ販売。事務所兼店舗として運用するため、店は営業日を事前告知するスタイルで運営するという。物販以外にワークショップやイベント開催など、多角的にラトビアに触れることができるスペースを目指す。

 溝口さんは「新しい店舗は内装も商品もどこまでもラトビアにこだわった。今後は『お店』という枠を取り払い、商品を販売するだけでなく、手仕事のワークショップや季節ごとのお祭りを体験できるようなお茶会、民俗音楽のライブ活動など、さまざまなイベントを予定する」と話す。

 再オープンを記念して、7月19日(17時30分~21時)には「bucato cafe(ブッカートカフェ)」(栄町通3)でラトビア(首都リガ市は神戸の姉妹都市)と神戸の「食と音楽」を楽しみ、神戸の良さとラトビア文化を双方に感じる「神戸ゆるカフェ企画×SUBARUコラボイベント『神戸×ラトビア~神戸にラトビアの風を~』」を開催。溝口さん自らラトビアの伝統楽器クアクレを演奏する。参加費は、男性=3,000円、女性=2,800円(1ドリンク付き)。定員は先着50人。

 営業時間は11時~18時。不定期営業(営業日は事前にホームページなどで告知)。

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