神戸・乙仲通りにある老舗喫茶店「CAFE DE J’AIME(カフェ・ド・ジェーム)」(神戸市中央区栄町通1、TEL 078-391-0540)が6月17日、35周年を迎えた。
店舗面積は約10坪。席数はテーブル16席を用意し、最大30人までの貸し切りにも対応。白と木目を基調とした店内は、レトロな雰囲気を演出する。壁面は、一般が利用できるギャラリーとしても開放している。
同店は昨年、木村紺さん原作の漫画「神戸在住」を実写化した白羽弥仁監督の映像作品で松尾貴史さんがマスターを演じる喫茶店のロケ地となっている。
かつて喫茶店が約20店舗ほどあり、「喫茶激戦区」といわれていた乙仲通り。「当時の生き残りはうちの店だけになった」と同店マスターの小西淳さんは話す。現在では喫茶よりもイベント・ギャラリー・レッスンなどのレンタルスペースとしての営業が多くなっているという。
レンタルスペースは1時間1,000円~(1人1オーダー必要)。設備は、ドラムセット、キーボード、ウッドベース、アンプ各種、マイク4本、マイクスタンド3本など。
人気メニューは、「サラダセット(サラダ・ドリンク・トースト)」(750円)。サンドイッチセット(650円~)、トーストサンドセット(700円~)、トーストセット(600円~)などを各種用意。ドリンクは、コーヒー(400円)、アイスコーヒー、カフェオレ(以上450円)、ミックスジュース、バナナジュース(以上600円)、ソーダフロート(500円)など。
「今は店を一人で切り盛りしているので、出前が入ると一時的に店を閉めることもある」と小西さん。「月の約20日はライブなどのイベントで利用いただいているが、喫茶の常連さんがおられる限り通常営業は続けたい」と話す。
喫茶の営業時間は12時~14時。土曜・日曜・祝日定休。イベントスペースとしては、土曜・日曜・祝日も含めて24時まで利用可能。