神戸朝日ホール(神戸市中央区浪花町)1階で10月22日、「神戸パン祭り」が開催される。主催は兵庫県パン協同組合。
同組合によると、神戸市民のパン購入量は全国トップレベルにあり、神戸を代表する食文化であるとともに、観光客を引きつける観光資源との思いから、神戸のパンをさらに盛り上げようと企画した。約1400人が訪れた昨年に次ぐ2回目となる今回は、イベントを増やすなど規模を拡大し、場所は「イベントを知らない人も入りやすいように」との配慮から同所を選んだ。
当日は、「イスズベーカリー」(布引町3)、「バンベール」(神若通1)、「ビゴの店」(御幸通8)など14社が出店。「美食同源 美味(おい)しく食べて美しく!」をテーマに、ご当地パンを販売する。パン職人の指導による親子パン作り教室なども行い、売り上げの一部は熊本県へ災害支援金として寄付する。
このほか、兵庫県産小麦パンのブースを設け、県内で生産された小麦を使った各パン店のパンを販売。ドンク(三宮町2)の江崎幸一さんがパンで作った「ポートタワー」や神戸港の歴史パネルも展示する。11時と13時の2回、国産小麦粉を使った食パン5枚切りを個包装し、数量限定で無料配布も行う。
同組合の重田和男事務局長は「兵庫県内、県外問わず、パンの好きな人に参加してほしい。当イベントを通じて、神戸のパンのおいしさを知っていただき、街の活性化にもつながれば」と期待を寄せる。
開催時間は11時~17時。入場無料。