神戸交通振興(神戸市長田区)が10月1日、神戸中心部の観光スポットを巡る遊覧路線バス「シティー・ループ(CITY LOOP)」ガイドの春夏制服に続き秋冬制服も刷新した。
今年5月15日、春夏制服を約10年ぶりに刷新。これまでは既製服を制服としていたが、地場産業である神戸ファッションを発信できればと全て神戸ブランドで統一し、独自の制服で新調した。製作を担当したのは、制服=アパレルメーカー「ワールド」(中央区港島中町6)、帽子=老舗帽子専門店「マキシン(maxim)」(北長狭通2)、靴=神戸シューズ参画のシューズメーカー「アルジェント」(長田区)。
秋冬制服は、神戸らしい素材でもあるファンシーツイードのショートジャケットに、無地とチェックのワンピース。小ぶりなウールフェルト素材のブルトン型の帽子とシックな靴を合わせ上品なコーディネートにした。
マキシン取締役の杉原理砂さんは「帽子のリボンはワンピースと同じ生地を使い、マキシンのロゴプレートをあしらうことでよりオリジナル感を出した。制帽にロゴプレートを配したのは今回が初めて」と明かす。
ワールドプロダクションパートナーズの澤田啓一さんは「10年の制服の歴史を大切にしたかった。イメージを崩さず、これまでのデザインに神戸らしさをプラスした」と話す。「実際に制服を着用するガイドの皆さんの意見を取り入れて、デザインと機能性を両立させた」とも。