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神戸北野ホテルの山口浩シェフが仏「農事功労章シュヴァリエ」受賞

フランス総領事Monsieur Jean-Matthieu Bonnel(ジャン・マチュー ボネル)さんが山口浩シェフへ「フランス農事功労章シュヴァリエ勲章」を授与

フランス総領事Monsieur Jean-Matthieu Bonnel(ジャン・マチュー ボネル)さんが山口浩シェフへ「フランス農事功労章シュヴァリエ勲章」を授与

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 神戸北野ホテル(神戸市中央区山本通3、TEL 078-271-3711)で4月7日、同ホテル総支配人で総料理長・山口浩さんの「フランス農事功労章シュヴァリエ叙勲式」が行われた。

神戸北野ホテル総支配人で総料理長の山口浩さん

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 山口シェフは1960(昭和35)年兵庫県生まれ。国内のホテルで修業後、渡仏。仏ブルゴーニュの名店「ラ・コート・ドール(現ルレ・ベルナール・ロワゾー)」でベルナール・ロワゾーさんに師事し、ソースにバターや生クリームをほとんど使わない「水のフレンチ」を学ぶ。1992年、「ラ・コート・ドール神戸」開業に当たりシェフとして帰国。2000年、同ホテルの総支配人・総料理長に就任。ロワゾーさんのフランス料理を踏襲しつつ、地域と時代を反映した新しい料理を提案している。2010年より、同ホテル運営会社社長、総支配人・総料理長として企画運営全般に携わる。

 このほど、山口シェフのフランス食文化の普及と発展に対する長年の活動が認められ、フランス国政府の昨年11月18日付けの省令により「フランス農事功労章シュヴァリエ勲章」を受章。「フランス農事功労章」は、フランスの農業、食文化、フランス料理の育成および発展に貢献した功績をフランス国政府が称えるため1883年に創設された勲章。国内のフランス食文化は、東京オリンピック、大阪万国博覧会開催を契機にして本格的に根付き、発展し現在に至っている。

 叙勲式には、代表発起人の久元喜造神戸市長、神戸市商工会議所会頭の家次恒さん、日本料理アカデミー理事長の村田吉弘さんをはじめ、来賓者や関係者などが参列。フランス総領事Monsieur Jean-Matthieu Bonnel(ジャン・マチュー ボネル)さんが山口シェフへ同勲章を授与し、功績をたたえた。特別発起人であるシンガー・ソングライターの松任谷由美さんやロワゾーグループ会長のドミニク・ロワゾーさんからもメッセージが寄せられた。

 受章した山口シェフは「料理人を志して以来40年間、料理関係者はもとより多くの方々とのご縁を頂戴してご指導いただいた。生涯の師匠でもあるベルナール・ロワゾー氏との出会いと絆が私の支えとなり、日々まい進させていただけた結果が今回大変名誉な勲章を受勲いただけることになったと考えている。今後は受勲者の一人としてさらに襟を正し、フランスの食文化を日本においてさらに発展させていくこと、ならびに日本の食文化に融合させていくべく精神誠意尽力していく」と話した。

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