神戸・北野の異人館「うろこの家」(神戸市中央区北野町2)の庭で5月4日・5日、彫刻家・冨長敦也さんによる「ハートの形の石磨きワークショップ」が行われる。
2014年に冨長さんが立ち上げたプロジェクト「Love Stone Project」では、石で彫ったハートを世界各地に持参し、出会う人々が一緒に磨くというワークショップを実施。活動を通して、「触れること」や「交わること」を伝えている。キャッチフレーズは「人が皆、自然の一部となれば、世界は一つになる」。
これまでに、国内外約100カ所で1万5000人と共に合計150個余りのハートを磨いているという冨長さん。磨いた人には「石のたね」として、磨いた石の小さなかけらを渡す。
今回は、大阪府豊中市内で1トンの石を巡回させる活動やネパールの小学校で磨く活動を行った後、同ワークショップの開催につなぐという。
異人館うろこの家グループ企画・広報ディレクターの崎原朝香さんは「私たちも小さい頃、石を拾ってポケットに入れた。目で確かめなくても中の石を手探りで触れることでなぜか安心したり、机の引き出しにそっと入れたりもした。もしかするとあの頃は、石が生きているということをまだ忘れていなかったのかもしれない」と話し、ワークショップへの参加を呼び掛ける。
開催時間は12時~16時。問い合わせは異人館うろこの家グループ(TEL 0120-888-581)まで。