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神戸・元町の「書庫バー」が3周年 画家が店主就任で芸術色も

アート・デザイン系の書籍が読めるバー「書庫バー」店主兼画家の西脇裕博さん

アート・デザイン系の書籍が読めるバー「書庫バー」店主兼画家の西脇裕博さん

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 神戸元町・大丸前にあるアート・デザイン系の書籍が読めるバー「書庫バー」(神戸市中央区三宮町3、TEL 078-331-2633)が4月26日、3周年を迎えた。

書架にはさまざまなジャンルの書籍が並ぶ

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 グラフィックデザイン事務所が書庫を改装して開いた同店。4坪の空間には、カウンター7席と読書席1席を設け、書架には、アートやデザイン系の書籍、明治・大正時代の出版物、文芸書などが並ぶ。デザイン事務所が隣室し、アーティストなどのポートフォリオ、小冊子、ZINEなど、美術系出版物の企画・制作も受け付けている。

 今年1月1日、画家の西脇裕博さんが店主に就任。アルバイトスタッフも画家志望の大学生で、「以前よりも芸術色が濃くなった」と西脇さん。「本に囲まれた空間で読書をしながらお酒を楽しんでほしい」というコンセプトには変わりないが、「本好きじゃないと入れない」という雰囲気は徐々に減ってきているという。

 併設の「サンセイドウギャラリー」では、アーティストによる作品展を開催。5月25日~30日=ダンサーと画家によるワークショップの成果展示「ダンシングクロッキー展」、6月1日~6日=ハワイからの帰国子女・山中七海さんによる初個展「Pacific Polyphony」を行う。

 同店主催の参加型イベント「本プレ」も来月で25回目。隔月で行っており、次回6月4日(18時~)は、参加者が「節目」をテーマとした本を持ち寄り、その本の魅力を発表。参加者の中から投票でMVPを決め、1位の人にはドリンク1杯をサービスする特典もある。

 西脇さんは「ありがたいことにこの3年で常連さんも増えた。認知度も上がってきたが、初めてのお客さまでも入りやすい店にしていきたい。ハンドドリップのコーヒーやソフトドリンクなども充実しているので、気軽にお越しいただければ」と話す。

 営業時間は17時~23時(土曜・日曜・祝日は15時~)。

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