神戸・三宮のジュンク堂書店三宮店3階にある老舗文房具店「ナガサワ文具センター」本店(神戸市中央区三宮町1、TEL 078-321-4500)が9月15日、リニューアルオープンした。
1882(明治15)年に神戸市葺合区(現在の中央区)の日用雑貨商・長澤紙店として創業し、5月15日で135周年を迎えた同店。「文具(ステーショナリー)・事務用品を通じ文化と環境の高揚と創造に貢献する」を理念に掲げ、現在、神戸・明石・梅田で9店舗を展開している。2007年3月、三宮「いくたロード」にあった本店が現在の場所に移転した。
店舗面積は約220坪。店内では、ステーショナリー、IT関連用品、カルチャー関連用品、画材、額縁などを取りそろえる。万年筆、システム手帳、かばんのほか、店舗手前にある「チェア・ファクトリー」コーナーではオフィス家具やオフィスチェアなどを並べる。
同店では今回、店舗奥にある画材&額縁コーナーの大幅改装に伴い、奥まで見通せるようにレイアウト変更し、全体的に什器の高さも低くしたという。「WHITE BRICKS」と名付けた画材&額縁コーナーは白レンガの壁に統一し、照明は蛍光灯からスポットライトに切り替えた。東側の裏階段から画材&額縁コーナーに続く入り口も新設。新たにワークショップ会場を設け、今後さまざまなイベントを行う予定という。
商品は、マスキングテープ、スタンプ、カリグラフィー用品、書道用品、スクラップブッキング用品などを取りそろえ、コミック用品では、マービーのアルコールマーカー「Le Plume Permanent(ルプルーム・パーマネント)」、Tombowの水性マーカー「Dual Brush Pen」の取り扱いを始めた。特にオーダーフレームにこだわり、約800種類のモール材から平面や立体作品に合わせた額縁の製作依頼に対応する。
副店長で画材&額縁コーナー責任者の西川震一さんは「ナガサワ文具センターには煉瓦倉庫店をはじめ、各店舗にレンガをモチーフにしたコーナーが意外と多い。本店はこれまでにはなかった白レンガの壁を採用した。移転から10年、なかなか画材コーナーを強化することができなかったが、ようやくゆっくり見ていただける空間になった」と話す。
営業時間は10時~21時。