大丸神戸店(神戸市中央区明石町、TEL 078-331-8121)8階に6月24日、「ゆかたぎゃらりぃ」が登場した。
同売り場は、浴衣需要のピークを迎える「淀川花火大会」や「みなとこうべ花火大会」に向けて浴衣の品ぞろえを拡大展開するもので、ターゲットは学生~40代。ブランドは、「ピンキー&ダイアン」「23区」「こむさでもーどメンズ」などの20ブランド以上を取り扱う。価格は29,000円前後が中心。
さまざまなニーズに合わせて選択肢が広がり、多様化している浴衣市場。「10~20代には祭りや花火大会など夏のイベントが目的、30~40代には観劇やショッピングなど『お出かけ着』として着用される方が多い」(同店広報担当の石川景子さん)という。
今年の傾向は、全般的に昨年までの鮮やかな色柄は減少しナチュラルなものが増加。ベースの色も白、藍、黒などベーシックで柄も古典的な花や金魚など季節の柄が中心だという。素材も多様化し、「凝った素材が好まれる」(同)ことから、麻100%のしわ加工を施したものや竹を使った麻竹綿混紡のしわ加工など清涼感のある素材を扱う。
石川さんは「ゆかた、帯、げた、バッグの4点を一式そろえる買い方から、帯だけを買ってお持ちの浴衣を違ったイメージで演出するなど、1点ずつ買いそろえて上手に変化を楽しむ方が多くなった」と話す。オーダー浴衣も強化したという今年の同売り場。「上質な夏用の着物感覚でオーダーする方も増えているので、こちらにも注目いただければ」とも。
営業時間は10時~20時。8月3日まで。