大丸神戸店屋上にジャガイモ-市内の園児らが40キロを収穫

3月に植え付けたジャガイモの収穫を行う園児たち

3月に植え付けたジャガイモの収穫を行う園児たち

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 大丸神戸店(神戸市中央区明石町、TEL 078-331-8121)屋上「みどりの広場」で6月30日、夢保育園(東灘区)の園児らによってジャガイモの収穫が行われた。

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 同イベントは今年3月同保育園の園児らによって植え付けたジャガイモを収穫し、そのジャガイモを使って園児らが料理を行い、食べるもの。過去に2度ジャガイモの植え付けを行っている同広場だが、収穫したジャガイモを園児が調理して食べるのは初めて。

 手が真っ黒になるのも気にせず、畑のジャガイモをどんどん掘り出していく園児たち。隣の園児と大きさを比べたり、土の中に虫を見つけては全員が虫に見入ったりするなど、収穫作業は終始和やかなムードで進んだ。収穫したジャガイモは約40キロで、園児は「(自分たちが植えた)ジャガイモがたくさんに増えてうれしい」と話していた。

 園児らの昼食は収穫したジャガイモと、同広場でできたニンジン、タマネギを使用したカレーライスとジャーマンポテト。園児たちはカレーライスに入れるジャガイモの皮をピーラーでむいたり、ジャーマンポテト用にマッシャーでジャガイモをつぶしたりした。「(ジャガイモが)すべって難しかった」と園児。

 同店広報担当の石川景子さんは「広場の運営は地域の方との触れ合いの意味もあるので、子どもたちが楽しそうに収穫してくれて良かった」と振り返る。「夏は畑を休ませる期間。次何を植えるかは未定だが、秋に向けていろいろな活動を行っていきたい」とも。

 同広場は2007年8月、ヒートアイランド現象の緩和など環境対策の一環としての効果を期待し作られたもの。45平方メートルの畑部分は「子どもたちへの食育の観点や土への親しみを持ってほしい」(同社)という思いから運営しているという。

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