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神戸の産直バルが高知県幡多地域の特産品即売会 生産者と共同企画

神戸・三宮の高知県幡多地域6市町村の食材をスペイン料理で提供する産直バル「土佐清水ワールド 幡多バル 神戸元町店」に高知県幡多地域(土佐清水市、四万十市、宿毛市、黒潮町、大月町、三原村)の生産者らが来店

神戸・三宮の高知県幡多地域6市町村の食材をスペイン料理で提供する産直バル「土佐清水ワールド 幡多バル 神戸元町店」に高知県幡多地域(土佐清水市、四万十市、宿毛市、黒潮町、大月町、三原村)の生産者らが来店

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 神戸・三宮の高知県幡多地域6市町村の食材をスペイン料理で提供する産直バル「土佐清水ワールド 幡多バル 神戸元町店」(神戸市中央区三宮町3、TEL 078-392-1034)で1月20日、特産物の即売会が初開催された。

「藁焼き『肉』の盛り合わせ」

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 三宮を中心に地方活性化型飲食店を展開するワールド・ワン(下山手通2)が経営する同店は、複数市町村との連携協定を締結した日本初のバル形態の店。2015年、高知県土佐清水市と連結協定を結び、現在は「土佐清水ワールド」を5店舗オープンしている。そのスピンオフ形態として高知県幡多地域(土佐清水市、四万十市、宿毛市、黒潮町、大月町、三原村)の食材を使う同店を昨年3月にオープンし、9月は東京新宿、10月には高知に出店した。

 ランチは、「かつおの藁(わら)焼きプレート」「宿毛のぶりの藁焼きプレート」「四万十鶏の藁焼きプレート」(以上930円)などのセットメニュー。ディナーは、「藁焼き『肉』の盛り合わせ」(2,980円)、「清水さばのカルパッチョ」(880円~)、「幡多きびなごのエスカべッチェ(南蛮漬け)」(480円)、「長太郎貝とスモークチーズのパンタパス」(580円)、「四万十ポークのソーセージと土佐ニンニクのアヒージョ」(780円)などのバルメニューを提供。同地域の観光PRや地元への誘客も行うほか、特産品販売コーナーも設け、地元のアンテナショップとしての役割も担っている。

 当日は、高知県幡多地域の生産者らが来店。全国生産量7割以上のシェアを占めるという土佐清水市の宗田節を使った「味工房 みやむら」の新商品「宗田節コクだしソース」をはじめ、三原村産トマトと赤唐辛子を使った「四万十みはら菜園」のマヨネーズ「とまとのマヨ」、窪津漁協の酒粕(かす)干物職人が作った「酒粕干物」、三原村「農家食堂 青空屋」の「どぶろく元代」、四万十市「銘醸酒居酒屋 達磨(だるま)家」の「生姜(しょうが)じゃむ」、西土佐の山間屋が作る「ゆずドレッシング」、四万十産のゆずを使った「焼肉のたれ」などを直接販売しながら地元のPRを行った。

 窪津漁協の競り人・酒粕干物職人の滝沢理さんは「地元以外で直売する機会を頂き、神戸の方々と交流できることはありがたい」と話し、宗田節を使ったソースの新商品を持参した「味工房 みやむら」の宮村圭佑さんは「地ソースも多くソース文化が根付いている神戸の皆さんにも試してほしい。いつも食べているソース料理にも宗田節風味のソースをアクセントとして足していただければ。今は地元でしか買えないが、土佐清水ワールドなどでの取り扱いをしてほしい」と話す。

 商品の説明を興味深く聞いていた来店客は「高知の食材はおいしいというイメージがある」と話し、幡多地区に行ったことがあるという客は「神戸で買えてうれしい」と話していた。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=14時~23時。

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