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神戸どうぶつ王国に初のビントロング赤ちゃん 一般公開へ

4月6日に誕生したビントロングの3つ子を抱く飼育スタッフの馬場瑞季さん(左)

4月6日に誕生したビントロングの3つ子を抱く飼育スタッフの馬場瑞季さん(左)

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 神戸ポートアイランドの全天候対応施設「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区港島南町7、TEL 078-302-8899)で6月9日、誕生したビントロングの3つ子の一般公開が始まる。

ビントロングにちなんだ真っ黒なホットドッグ「ビントDog」

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 ジャコウネコ科の希少動物という「ビントロング」は別名「クマネコ(熊猫)」とも呼ばれ、関西では3園館でしか飼育していない珍しい動物。

 同園でのビントロングの出産は今回が初めて。4月6日にガンタン(雄)とルナ(雌)の間に生まれた。3つ子の雄2頭、雌1頭は、屋内の「アジアの森」エリアで見ることができる。生まれた時の大きさは、頭胴長=約25センチ、体重=約400グラム。現在は母親・ルナと一緒にバックヤードで暮らしており、3頭とも母乳ですくすくと成長しているという。

 当日は、同エリアでお披露目会(10時20分~、約10分間)を行う。一般公開記念として、3つ子の個体情報やビントロングの魅力について担当スタッフが紹介も行う。同日から同エリア放飼場で母親と共に常設展示を開始し、7月1日まで展示場横で名前の応募も受け付ける。

 同施設内のカフェ「アルパカフェ」では、ビントロングにちなんだ真っ黒なホットドッグ「ビントDog」(750円)も販売しており、注目を集めている。

 ビントロング飼育スタッフの馬場瑞季さんは「繁殖を視野に入れ、雄と雌ペアで飼育してきた。今年1月初旬に繁殖行動が見られたため、獣舎に巣箱を入れて様子をうかがっていた」と明かす。

 「夜行性なので昼間は木の上で休んでいることが多いが、お客さまの前でトレーニングする際には活発に動く姿も見ることができる。器用に尻尾を使って木に登ったりぶら下がったりする姿も見ることができるよう、展示も工夫している」とも。

 開園時間は10時~17時(土曜・日曜・祝日は17時30分まで)。木曜休園。入園料は、大人(中学生以上)=1,800円、小学生=1,000円、幼児(4~5歳)=300円、シルバー(満65歳以上)=1,300円など。

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