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神戸の老舗帽子専門店「マキシン」 鉄道・航空などの制帽、店内初展示

「マキシン(maxim)」取締役・杉原理砂さん(左)と営業統括部長の柳憲司さん(右)

「マキシン(maxim)」取締役・杉原理砂さん(左)と営業統括部長の柳憲司さん(右)

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 神戸トアロードにある老舗帽子専門店「マキシン(maxim)」(神戸市中央区北長狭通2、TEL 078-331-6711)で現在、同社が製作した制帽の展示「ユニフォームハット コレクション」が初開催されている。

帽子職人が手作業で製作

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 トアロードに本店を構える1940(昭和15)年2月25日創業の同社。同ビル内にあるアトリエで生み出されるさまざまなフォルムの帽子は、それぞれの帽子職人による数々の工程全てを手作業で仕上げている。

 これまでにANA、JAL、JR東日本、JR西日本などの企業制帽のほか、1984(昭和59)年ロサンゼルス五輪、1996年アトランタ五輪、2000年シドニー五輪などの日本選手団の制帽を製作。TBSテレビの番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」で2008年2月8日放送分より中居正広さんが着用している帽子も同社が製作している。

 博覧会で使われる制帽も多く手掛けており、中でも1970(昭和45)年大阪万国博覧会のサービスアテンダント制帽は万博を記念した松下館の「タイム・カプセルEXPO’70」の収蔵品となる「文化遺産」に選ばれた。

 第1回となる今回は、旅行シーズンにちなみ「トラベル特集」として鉄道・航空・ホテルなどの制帽を展示。「JR東日本」「JR西日本」「JR九州」「名古屋鉄道」「ANA」「JAL」「南西航空」「神戸シティー・ループ」「近畿タクシー」「サンリオピューロランド」「ホテルニューオータニ」「ウェスティン都ホテル」などの制帽を一般公開する。

 同社営業統括部長の柳憲司さんは「今回展示している制帽は、百貨店の催事など特別な機会以外は一般公開していなかったもので、一度に多くの種類を展示することは今回が初めて。制帽は実際にかぶっていただくことや撮影していただくこともできるので、気軽に立ち寄っていただければ」と話す。「ほかにもいろいろな帽子があるので、今後も継続して皆さんに見ていただく機会を設けたい」とも。

 営業時間は10時~18時。水曜定休。8月10日まで。

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