三宮を走る鉄道5社局が参加する初のイベント「三宮 鉄道フェスティバル2018」が10月4日、そごう神戸店(神戸市中央区小野柄通8、TEL 078-221-4181)本館9階催会場で始まった。
そごう神戸店の三宮出店85周年を記念して行う同イベントは、神戸市交通局、神戸新交通、JR西日本、阪急電鉄、阪神電鉄が協力し「三宮の魅力発信と利用促進」を目的に開催。子どもから大人までが楽しめる体験型イベントなどを展開し、プラレールや文具などの鉄道グッズ、鉄道5社局のオリジナルグッズ、運行標識、行先表示板、つり革など、鉄道ファン垂涎(すいぜん)のグッズ販売も行う。
会場では、4メートル×6メートルのジオラマでNゲージの運転体験ができる「Nゲージ鉄道模型運転体験」、運転台に座って方向幕や車掌マイクの操作体験ができる「阪神電車 運転台モックアップ」、子どもたちが5社局の制服や制帽を試着して撮影ができる「駅長さんに変身!」などを展開する。
ノスタルジックで優しい風合いの作品が人気の神戸在住アーティスト「もふもふ堂」が描き下ろした三宮の街並みと鉄道が走る風景画を展示する「パネル展」も開催。そごう神戸店が三宮に出店した1933(昭和8)年当時と現在の風景を描いた作品「三宮の駅前と阪急電鉄」「三宮の交差点とそごう神戸店」、阪神電鉄の特急乗り入れ時と現在の風景を描いた作品「阪神電車 三宮駅」など8作品を飾る。
初日に行われたオープニングセレモニーでは、主催するそごう神戸店の清水一夫副店長をはじめ、神戸市交通局の三宮管区駅長・柴山雅弘さん、神戸新交通の三宮駅長・山本良治さん、JR西日本の三ノ宮駅長・大山貴さん、阪急電鉄の神戸三宮駅管区統括駅長・橋本和寿さん、阪神電鉄の神戸駅管区駅長・池永幸資さんがテープカットを行った。
5社局代表であいさつした橋本さんは「私共5社局の駅長は、それぞれ社は違うが『三宮をより多くの皆さまに愛される街にしていきたい』という思いは一つ。同じ目標を掲げ、5社局が一体となってまちづくりに取り組んでいく」と話した。
開催時間は10時~20時(最終日は18時閉場)。入場無料(一部有料コーナーあり)。10月9日まで。