食べる

神戸・栄町通の中華料理店、料理人が独立 「神戸中華 うえばやし」に店名変更

「神戸中華 うえばやし」店主兼料理人の上林正和さん

「神戸中華 うえばやし」店主兼料理人の上林正和さん

  • 6

  •  

 神戸・栄町通の中華料理店「チャイナ食堂 九龍」が9月1日、料理人の独立に伴って店名を改め「神戸中華 うえばやし」(神戸市中央区栄町通3、TEL 078-392-8188)としてオープンした。

淡路鶏の若鶏を使って2日がかりで仕込む看板メニュー「若鶏のパリパリ香り揚げ」

[広告]

 店舗面積は13坪。テーブル12席、カウンター4席を用意し、貸し切りにも対応する(全席禁煙)。従来の中華料理店らしくない内装に仕上げたという店内は、落ち着いた居心地の良い空間を演出する。料理は、素材を生かすため化学調味料を極力使わず、油の使用を控えた調理技術が特徴。

 店主兼料理人を務めるのは1986(昭和61)年生まれの上林正和さん。もともと料理に興味を持っていた上林さんは、高校卒業と同時に調理の専門学校に進学。卒業後、中華料理の道へ進む。さまざまな中華料理店で経験を積む中、中国にも渡り、半年ほど現地で本場の味を学ぶなど、料理の腕を磨いてきた。

 2014年7月からは当時三宮にあった「チャイナ食堂 九龍」に料理人として入店。2016年7月15日、同所への移転をきっかけに夫婦で全てを任せられることになった。以前から自分の店を持つ夢があったことから9月1日に晴れて完全独立。店名を改め、新たなスタートを切った。

 ランチは、「蒸し鶏の葱(ねぎ)油がけ定食」「麻婆(マーボー)豆腐定食」「日替わり定食」(以上1,000円)。一品料理は、淡路鶏の若鶏を使って2日がかりで仕込む看板メニュー「若鶏のパリパリ香り揚げ」(1羽=3500円、半羽=1800円、3日前までに要予約)をはじめ、1センチ角に手切りした豚肩ロース肉を使った「麻婆豆腐(2~3人分)」(1,000円)、3時間煮込んでから揚げる「黒酢酢豚 玉葱(たまねぎ)添え(2人分)」(1,200円)、柔らかいリブにまろやかな辛みのパウダーを絡めた「毛沢東スペアリブ(2人分)」(1,400円)など。「九龍宴会コース(飲み放題120分付き)」(5,400円)も用意する。

 ドリンクは、紹興酒初心者にお薦めの「上海ハイボール(紹興酒のソーダ割り)」(520円)、「青島ビール(小瓶)」(620円)、中国酒各種(グラス=520円~、ボトル=2800円~)、果実酒各種(520円)、中国茶各種(600円)のほか、ビール、ワイン、焼酎、ハイボール、サワー、ソフトドリンクをそろえる。

 初のおせち料理「特製 中華おせち(3~4人分)」(1万6,000円)の販売も始め、予約を数量限定で受け付けている。冷菜だけでなく、食べる前に温めて食べる温菜など13品を盛り込む予定。

 上林さんは「中国料理の技術を使い、西区の旬の野菜など神戸ならではの食材で日本人好みの料理に仕上げている。そうすることで中華料理にはあまりない季節感を出すことができる。中華といえば定食のイメージが強いと思うので、神戸の人が知らない中華料理をもっと広めていきたい」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~22時。火曜定休(不定休月2回あり)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース