中国の蘭州ラーメン専門店「蘭州拉麺 一天一面(ランシュウラーメン イチテンイチメン)」(TEL 078-381-8551)の1号店が12月19日、神戸・北野坂にある神三ビル(神戸市中央区加納町4)1階にオープンした。経営は、つけ麺・ラーメン店 「三豊麺」 を東京・大阪・兵庫に展開する「萬豊」(灘区)。
「中国十大拉麺」の一つにも選ばれている蘭州ラーメンは、中国の西北地方にある甘粛省の州都「蘭州」の昔ながらのラーメン。19種類の香辛料と牛骨を煮込んだコクのあるスープと手延べした麺の上にラー油やパクチーなどをのせるのが特徴で、「一清=清らかな牛骨スープ」「二白=上質なスープで煮込んだ大根」「三紅=スープを引き立てるラー油」「四緑=彩の香菜(パクチー)と葉ニンニク」「五黄=本場の職人が作る手延べ麺」と5つの定義に基づき作られる。
料理長は蘭州出身の馬真明(マーシンメイ)さん。蘭州ラーメン作りを30年以上経験し、多くの専門職人も育ててきた馬さんを迎えることで神戸への初出店が実現した。店名は、毎日でも食べてほしいという思いを込めて中国語で「一日一麺」を意味する「一天一面」と付けた。
メインメニューの「蘭州拉麺」(790円)は、パクチーと葉ニンニクの有無、ラー油の量、チャーシューや麺の種類など好みで選ぶことができる。チャーシューは角切り・スライス、麺は細麺・中細麺・平打麺・三角麺を用意。有料でトッピングの増量もでき、麺は注文を受けてから職人がその場で仕上げる。
クミンやトウガラシなど数種の香辛料で味付けした「ラム串焼き」「牛串焼き」(2本=280円、5本=700円)、「きくらげの辛味和(あ)え」「干豆腐の和え物」(以上200円)など「酒のあて」も提供する。
ドリンクは、生ビール(390円)、ビール中瓶(480円)、青島ビール(430円)、ハイボール、チューハイ(以上300円)、日本酒(350円)、紹興酒(380円)、ソフトドリンク(200円)などをそろえる。
馬さんは「日本で蘭州ラーメンを提供している店はまだ少なくあまりなじみがないが多くの方に本場の味を知ってもらいたい。トッピングや麺を選んでいただけるので、その日の気分に合わせて食べていただければ」と笑顔で話す。
営業時間は11時~22時。