神戸でレスキューロボットコンテスト-人形救出でチームワーク競う

第8回大会の様子(写真提供: レスキューロボットコンテスト実行委員会)

第8回大会の様子(写真提供: レスキューロボットコンテスト実行委員会)

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 神戸サンボーホール(神戸市中央区浜辺通5)で8月8日・9日、「第9回レスキューロボットコンテスト」が開催される。

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 同コンテストは、阪神・淡路大震災をきっかけに生まれたもので、テーマは災害救助。高校、高専、大学、一般の参加者がチームを作り、レスキューロボットを製作。被災した街の模型から要救助者に見立てた人形を救助し、アイデアや技術力、チームワークなどを総合的に競う。

 競技会場には地震の被害にあった街の6分の1の模型(実験フィールド)を用意。中には逃げ遅れた人に見立てた人形が倒れており、早急に救助が必要だが再び地震が起こる恐れがあるのでロボットだけで人形を救出するという設定。参加者はロボットに取り付けたカメラとヘリコプターカメラの映像だけを頼りに離れた場所からロボットを操縦し、人形を救助する「早さ」と「優しさ」の点数で評価される。

 参加チームは、主催者枠2チームと一般選出枠18チーム、合わせて20チーム。8日は10時~開会式が行われ、全チームがファーストミッションに挑みファイナルミッション進出チームとして4チームが選ばれる。9日は10時~セカンドミッション、14時~ファイナルミッションが行われ、16時30分からは成績発表と表彰式を行う予定。

 実行委員会担当者は「当コンテストを通じてものづくりの楽しさを伝えるとともに、防災や減災の大切さや難しさを考える機会を提供できれば」と話す。「競技会のほか、ロボットの展示や操縦体験、工作教室なども行うので、そちらにも参加いただければ」とも。
 開催時間は10時~17時。入場無料。

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